兎は俺のモノ
7:30
「こねぇな…。
もぉ行ったか?
まだか?」
俺は壁に寄り掛かってることにした。
なんて言っても寒すぎる。
そんな時…
<ガチャ>
俺の横でドアが開く音がした。
よかったぁ。
やっと兎が出てきた。
兎はなんだか朝から嬉しそうだった。
声をかけようとしたら…
「は…ぎゃぁぁぁぁッ!!…」
って相当驚かれた。
でも俺はなんか嬉しくて
「はよ♪」
って。
「はよ♪」
啓先輩がにっこり笑って言った。
アタシはよくわからなかった。
なぜ先輩がいるのか…?