兎は俺のモノ




「遅っせぇなぁ!!」

家に帰っても

つまんなかった。

と言うか…兎とあの男のことが

気にかかって

頭の中をぐるぐると回っていた。

やっぱ兎がいないと…。




俺は知らずに

マンションの外に出て近くの

公園の前に立っていた。

「真っ暗ジャン…。

兎…何やってんだよ…。」

早く…早く帰って来てよ…。

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