兎は俺のモノ
兎…。
あれからまた
二人で学校に行った。
「「間に合ったぁ!!」」
なんとかぎりぎりに学校に着いた。
「兎…。」
「ハイ?」
「今日も響…イヤ。
飯食いに行くの?」
「ほぇ?」
階段を上っている時
急に先輩に聞かれた。
なんかいつもの先輩じゃなかった。
顔が赤いし…
「ぅをッ!!?」
<ヒヤッ>
「ぅ…ん。熱はないようですね♪」
兎が急に俺の額に手を当ててきた。
「なんだよ!急に…。」
「だって…。顔赤いし…
いつもの先輩じゃないんですもん。
だから…熱があるかと思って…。」
兎…。