兎は俺のモノ
すれ違い…。
<カァカァ>
あたりはだんだん
薄暗くなってきていた。
「よしッ!!」
やっと自分の気持ちが決められた。
<バタンッ>
アタシは図書室から出て走っていた。
「先輩ッ。」
「啓ッ?」
横から誰かの声がした。
「あ~。」
それは俺の友達
木下 尚樹(きのした なおき)
だった。
「授業終わってんぞッ!」
きずけば俺と尚樹しかいなかった。
外は薄暗くなっていた。
「尚樹…今日いいか?」
「?わぁったよ。」
俺は信用できる尚樹に相談することにした。