兎は俺のモノ





「先輩…。」

後ろから呼ばれた。

「兎ッ!」

勢いよく振り向くと

兎が立っていた。

「先輩ぃ------!!」

兎が走って俺のとこに来た。

やっと先輩に会えた。

嬉しくてアタシは

走り出した。

アタシの前には

両腕を広げた先輩が

笑顔で座っていた。
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