兎は俺のモノ




「俺ソファーで寝るから。

兎はベットで寝ろ。」

そぉ言って寝室から出ようとしたら

袖をつかまれた。

「啓も…。」

やめろぉ!!

その顔やばいからぁ。

うるうるした目で上目使いは

ダメだって!

「そんなに一緒に

寝てほしいか?」

「ぅん…だって

ウサギちゃんはさみしいと死んじゃうんだよ?」

「さみしいんだ。」

「ぅん。」

「わかったよ。」

そぉ言って俺は布団の中に入った。






俺…知らねぇぞっ

てか理性飛ぶ…。

横ではすやすや

寝息を立てる兎がいた。

「小悪魔…。」

そぉ言って兎の

おでこにキスを零した。



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