兎は俺のモノ





----発表当日。

「啓。どぉ?」

兎が衣装を身にまとって

くるくる回っていた。

「可愛いじゃん。」

「あ・ありがと。」

啓の馬鹿!照れるじゃん。

「啓だってかっこいいし。」

「当たり前だッ。」

そぉ言ってアタシの頭を

ガシガシなでた。

「もぉセットが崩れたジャン。」

「いいじゃん♪ショートだから。」

「もぉ!」

それから啓と

あの一番の実力者

学校一のイケメンと同じ舞台に立てた。

最高に楽しかった。
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