ラスト・メール




告白された―――


かなりフイウチ



された、というか



されちゃったってカンジ



マサキは私にとって友達



かなり予想外の展開


「本当に?」

「冗談で告白なんてしない」


真剣な目

私も冗談なんて
思ってない…ケド…


「でもさ」

ぐるぐる頭の中で言葉がまわる


なんて言おう?


どう言うべき?

どうしたら傷つけない?


「美緒に彼氏がいるのはわかってる」

真剣なひとみ

私をとらえる



「気持ちだけはわかってほしかった…自己中だけど」

何も言えずに黙った

うつむく



薬指に光る指輪


彼氏の存在


…れーくん

心の中でつぶやく彼氏の名前


「困らせてごめん」

マサキはいつものように私の頭を撫でた


「今まで通りでいてほしい。なんて…無理?」

「そんなことない」


強い口調で私は言った

マサキは大切な人

彼氏ができる前も、できてからもそれに変わりはない


「よかった」

微笑むマサキ

私も笑う



ただびっくりしただけ



私は予想外のデキゴトが苦手
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