The Last Present

実際、俺はそれどころではなかった。



決まりに、子供との会話は禁止ってのがあったんだ。



だけど…、夢を壊すのだけはダメだと思い、必死に対応した。



「サンタさん、けっこうイケメンだね。」



「ありがとう。

君はとっても可愛いよ。」



彼女は頬を真っ赤にしていた。



「サンタさん、また来年も来てね。」



「もちろん。」



君が信じていてくれればね。

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