夢のつづき。
テレビのニュース番組を見ながら奈津子が温めなおしてくれた遅い夜御飯を食べる。
CMに入ったところでふと何気なく見たカレンダーの月曜日の数字が赤くなっている。
来週の月曜日が祝日になっていた事を康はすっかり忘れていた。
三日間ものんびり寝られるのはサラリーマンにとってどれだけ嬉しいことか。
康も例外なく三連休に内心ニヤリとしたが、すぐに思い直し奈津子に声をかけた。
「なあ、明日さなを動物園につれていかないか?」
突然の申し出に奈津子は驚いたようだった。
土曜日に出掛けても残り二日は寝ていられるという計算をした上での康の提案。
「そうね。」と曖昧な返事をしたまま何やら考え込んでいる。
天気予報ではこの三連休は快晴。
さしあたって用事もなく何を考え込む事があるのか康には理解できなかった。
奈津子は十分ほど考え込んでから「動物園には二人で行ってきて。」と言った。
「お前はいかないのか?」
今度は康が驚く番だった。
「ええ、ちょっと最近体調が良くなくて。だから二人で行ってきて。さなもあなたと二人で出掛けるなんて滅多になかったから喜ぶと思うわ。」と奈津子は申し訳なさそうな顔で言った。
CMに入ったところでふと何気なく見たカレンダーの月曜日の数字が赤くなっている。
来週の月曜日が祝日になっていた事を康はすっかり忘れていた。
三日間ものんびり寝られるのはサラリーマンにとってどれだけ嬉しいことか。
康も例外なく三連休に内心ニヤリとしたが、すぐに思い直し奈津子に声をかけた。
「なあ、明日さなを動物園につれていかないか?」
突然の申し出に奈津子は驚いたようだった。
土曜日に出掛けても残り二日は寝ていられるという計算をした上での康の提案。
「そうね。」と曖昧な返事をしたまま何やら考え込んでいる。
天気予報ではこの三連休は快晴。
さしあたって用事もなく何を考え込む事があるのか康には理解できなかった。
奈津子は十分ほど考え込んでから「動物園には二人で行ってきて。」と言った。
「お前はいかないのか?」
今度は康が驚く番だった。
「ええ、ちょっと最近体調が良くなくて。だから二人で行ってきて。さなもあなたと二人で出掛けるなんて滅多になかったから喜ぶと思うわ。」と奈津子は申し訳なさそうな顔で言った。