先生以外ありえない!!!
放課後−
彰子が渡辺と
帰るみたいだったので
私は1人で教室で帰る仕度をしていた。
「三倉じゃん♪田中とは帰らないのか?」
なんて愛しい中沢先生の声が、
いきなり聞こえてすごく焦る。
「彰子はいろいろあるのー。」
なんて言うと
「田中さっき渡辺と帰ってただろ?
おまえ捨てられた?」
子供みたいな顔をしながら
聞いてくる。
「どうせ捨てられましたよ。」
「うそだって♪
それよりお前ひま?
今から地歴講義室の片付け手伝ってくれない?一人なんだー。」
「いいよ♪
でもその代わり家まで送って?」
「えー。しゃあねぇな。
送ってやるよ。
じゃ,地歴講義室行くぞー。」