じゃあ、死ねば?
ぽたっ

なにがが

頬におちた・・・・・

・・・・・?

水?

・・・・・・えっ・・・・?

それは

蛇口から出る

水なんかでは

なく、

天が降らす

しょっぱい雨でもなく、

貴方の

瞳から

零れおちる

涙だった・・・・

しめるのをやめ

むせび泣く、

嗚咽をもらす

貴方は

なによりも

儚いものに

見えた・・・・・・

『・・・・・・死ぬなんていうな』

『・・・・・抵抗しろよ』

彼の口から

零れる言葉たち・・・・

『俺は・・・・・、

お前に

生きててもらいてぇよ』

・・・・・・・・・・・・・

あたしは、

いつも

傷つけてばっかり

自分のことしか

考えない・・・・・・・・・・。

『・・・ごめんなさい

ごめん・・・・・・・・』

何度も

何度も

囁いた・・・・






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