Dear you. ~あなたへ~
優菜は中学の頃に
できた溝端将太という彼氏と
付き合ってもう5年になる。
私達から見たらもう熟年夫婦のようで、
彼氏もおっとりしているから
見ていて癒されるのだ。

「あ、将太から電話だー。
ちょっと行ってくるね。」
私の親友達は彼氏からの
電話は席を外してする。

「でも気になるね。岡。」
亜美が長い髪の枝毛を気にしながら言う。

「風邪か何かなんじゃない?」
「でも、風邪だったら太郎が朝言うでしょ。
3日間とも家庭の事情って言ってなかった?」
「うーん・・・」
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