Dear you. ~あなたへ~
ふと見ると、
慎吾くんが私のすぐ目の前に立っていた。
慎吾くんの顔はどこか赤くてだけどまっすぐにこっちを見ていて。
すごく可愛く見えた。
「分かったから。
その先は俺に言わせてくれ。」
ドキドキと興奮と
涙と色んなものに
溺れながら私は慎吾くんを見た。
慎吾くんは下を向いて
何か考えてるようだった。
「俺・・・俺な?小さいころから
母さんに虐待されとってん。
父さんは仕事でおらんし
毎日苦痛やった。母さんが死んだ時、
悲しかったけど嬉しかった。
ちょうどそのころに麻奈ちゃんと会って
遊んだり色んな話する度に
どんどん好きになっていった。
3年なって雄大同じクラスになって、
雄大と話する麻奈ちゃん見てたら
やっぱ俺やったらあかんのかなとか
女の人怖いのもあって、
避けるみたいになってもうてた。」
「慎吾くん・・・・」
「でも、なんかもう無理みたい。
好きすぎて。避けるのも限界きた。
麻奈ちゃん、付き合ってくれへん?」
そのぎこちなく微笑む慎吾くんが
愛しくて仕方なかった。
私は気付いたら慎吾くんの
背中に手を回しそっと抱きついていた。
「それ私のセリフだよ。
末永くおねがいします。」
嬉しさがこみ上げ、自然に言葉が出た。
そして少しの間
慎吾くんの胸で幸せを噛み締めていた。
慎吾くんが私のすぐ目の前に立っていた。
慎吾くんの顔はどこか赤くてだけどまっすぐにこっちを見ていて。
すごく可愛く見えた。
「分かったから。
その先は俺に言わせてくれ。」
ドキドキと興奮と
涙と色んなものに
溺れながら私は慎吾くんを見た。
慎吾くんは下を向いて
何か考えてるようだった。
「俺・・・俺な?小さいころから
母さんに虐待されとってん。
父さんは仕事でおらんし
毎日苦痛やった。母さんが死んだ時、
悲しかったけど嬉しかった。
ちょうどそのころに麻奈ちゃんと会って
遊んだり色んな話する度に
どんどん好きになっていった。
3年なって雄大同じクラスになって、
雄大と話する麻奈ちゃん見てたら
やっぱ俺やったらあかんのかなとか
女の人怖いのもあって、
避けるみたいになってもうてた。」
「慎吾くん・・・・」
「でも、なんかもう無理みたい。
好きすぎて。避けるのも限界きた。
麻奈ちゃん、付き合ってくれへん?」
そのぎこちなく微笑む慎吾くんが
愛しくて仕方なかった。
私は気付いたら慎吾くんの
背中に手を回しそっと抱きついていた。
「それ私のセリフだよ。
末永くおねがいします。」
嬉しさがこみ上げ、自然に言葉が出た。
そして少しの間
慎吾くんの胸で幸せを噛み締めていた。