Dear you. ~あなたへ~
「ごめんね。」
「いやええよ。
ちょっと気分良いし。」
「なによ。笑」

「麻奈ちゃんは俺から
離れられそうにないですねー。」
「慎吾くんこそ・・・
離れる時泣きついてこないでよ。」
ポンと頭に置かれている大きな手がとても暖かくて安心する。

「おめでと。」
廊下から突然声がする。振り向くと、亜美と優菜と雄大がこちらをみてニヤニヤしていた。
優菜においては、涙まで流して拍手してくれていた。
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