二股男─甘い誘惑切ない葛藤─
そんな事を考えているうちに
いつの間にかソファーで居眠りをしてしまっていた。



ピザ屋の広告を握りしめたまま……



俺が起きたのは
愛が、俺のあげた合鍵で部屋に入ってきて
電気をつけた瞬間。


俺の存在にまだ気付いていない愛は
冷蔵庫に買ってきた食材をしまっている。



そんな彼女に向って俺は
声をかけた。


「愛?」

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