二股男─甘い誘惑切ない葛藤─
「このまま送るよ!!」


俺は気を利かせて
愛ちゃんと大樹君を家まで送ることにした。


「えっ!?悪いからいいよ」


「大丈夫だよぉ~
遠慮しなくてぇ~」


さゆり……お前が言うな。



「そうだよ!!遠慮することないよ!!
家どこ?どっちの家に先に送ればいい?」


「ありがとうございます…
じゃぁ…今日は大樹の家に泊まるんで
大樹の家にお願いします──場所は…」



なんだ……
愛ちゃんち…
知れると思ったのに。


残念──…

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