二股男─甘い誘惑切ない葛藤─
「軽くなんかねぇよ!」


俺は、そう言って
愛ちゃんの顔を胸に思いっきり埋める。


ギュっと抱きしめながら
優しく頭を撫でた


ヤバ……俺の鼓動。


聞こえねぇよな?



もしかしたら、もう一度
ひろ子との恋愛をやり直すチャンスか?



きっと……俺の心の空いている穴を埋めるには
愛ちゃんを、救うことなんだ。


愛ちゃんと一緒にいることで
ひろ子と一緒にいる感覚になれれば……


きっと、俺の寂しさは埋まる──
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