【短編】BrownieSugar〜第1弾★
…―コンコン
ドアをノックする音。
入ってきたのは、30代くらいのスーツを着た人。
「はじめまして。
企画TV番組のプロデューサー・小橋です。」
名刺を渡され、受け取る。
「バレンタインデーの、企画番組への出演承諾ありがとうございます。今日は、詳しい打ち合わせに参りました。」
小橋は、詳しい内容を話してくれた。
恋愛について、インタビュー。
そして、その日の為だけの恋愛ソングを披露するのだそう。
「早速ですが、いい歌詞があるんですけど…。」
さっきの紙を、小橋に差し出す。
「素晴らしいじゃないか!
是非、披露してくれ。」
小橋は、太鼓判を押した。
あとは、雄介の曲作り。
絶対、いい歌にしたい。
毎日、二人で曲アレンジに没頭した。