【短編】BrownieSugar〜第1弾★
対談が始まった。
「この日の為に、作られた歌にはどのような想いが込められていますか?」
『俺…今、大切な人がいます。
遠距離なんですけど、好きな気持ちはあの頃と…ずっとずっと…変わらない。
そんな気持ちを込めて歌にしました。』
「曲づくりで、苦労した点は?」
「コイツが、俺のつけた曲に文句ばっかり言いやがって。苦労しましたよ!」
雄介は、苦笑しながら答える。
「だって、仕方ねぇだろ?
最高のバラードに仕上げたかったんだから。」
陸は、少し照れくさそうに頭をかく。
可愛すぎるよ、陸…――
「それでは、大切な人へ送るラブソング。『Dearest』」