【短編】BrownieSugar〜第1弾★
「…―ふぇっ…―…―」
涙が溢れる
あたしはテレビ画面に映る陸の顔を、画面越しに撫でる。
逢いたい・・・
アイタイ・・・
あたしは携帯で、飛行機の時間を検索した。
13時半発・東京行き
今から行けば間に合う…―
あたしは、急いで準備を済ませて貯めていたお年玉を握りしめて家を出る。
踵を踏んだままの、スニーカー
落ち着いてなんかいられない
今すぐ
逢いにいくから・・・