【短編】BrownieSugar〜第1弾★
…―バタン
白いドアが閉まる。
「どうしてここに…?」
「歌…感動しちゃって。
逢いたくなって…飛んできちゃったぁ…―」
「優梨…かわいすぎ。」
そういって、あたしを抱きしめる
香水の匂い
久々に感じる温もり…
「あっ!
ブラウニー作ってきたよ。」
あたしはピンクの袋を陸に渡した
「さんきゅ!」
陸はお礼をいうと、早速箱からブラウニーを取り出す。
綺麗な長方形
ふりかけられた、真っ白な砂糖の粉。
「うまそー!」
陸は、手でブラウニーを掴む