【短編】BrownieSugar〜第1弾★
「さっきから、欠伸ばっかじゃねぇ?昨日何してたんだよ?」
睡魔に襲われる俺に、相方が突っ込む。
打ち合わせ前の、控え室。
雄介は、出された唐揚げ弁当をほうばっている。
「これ見て!」
俺は、今朝できたばかりの詩を雄介に見せた。
「やべぇよ…。」
「えっ?」
「超力作じゃん!
俺が、曲付けてやるよ。」
雄介も、かなり気に入った様子。
「陸さぁ、これ彼女のこと思って書いたんだろ?」
「まぁな…。」
今更ながら、なんだか照れ臭い。