KISSして【短】


居酒屋に着くと、亮ちゃんはやけに騒がしい店の一角に真っ直ぐ向かっていった。



「りんちゃんキター!

亮も迎えおつかれ。」



亮ちゃんとあたしの姿を見かけると、よしき先輩が嬉しそうに呼んだ。



「オレをおまけみたいに呼ぶなよ。」



亮ちゃんはそう言いながら空いている席に腰掛けた。


あたしはどこに行けばいいかわからなくて、とりあえず亮ちゃんの隣に腰をおろした。


あたしが座るやいなや、飲み会のメンバーが順番に自己紹介をしてくれた。


< 25 / 60 >

この作品をシェア

pagetop