KISSして【短】
「ほんとに?
…よかった。」
あたしはそれを聞いてすごく安心した。
…ずっと不安だった。
あたしよりもいつも亮ちゃんに会うことのできる先輩たち。
うらやましいけど、あたしは亮ちゃんを信じることしかできないから。
あたしの安心した様子をみて、亮ちゃんは嬉しそうに言った。
「そっか、りんはヤキモチを焼いてたのか。」
あんまり嬉しそうだから、あたしは亮ちゃんに顔を見られないように顔を背けた。