恋するOL!戦うOL!

どうゆうこと?

我が目を疑った。

彼女と高槻さんが?


「ボヤボヤしてるからよ。」


なんの悪びれた様子もなく彼女はそう言った。


「一也と俊くんの両方天秤に掛けようったて所詮は無理なのよ。あんたじゃ。」


どうして知ってるの?

一也とのこと・・・。


「高槻さん・・・?」


いつもやさしく微笑んでいた彼の目は・・・

私を見つめる彼の目は・・・

とても冷たかった。


なんの言い訳もできなかった。

高槻さんもなんの言い訳もしなかった。

ただ、冷たい目で真っ直ぐに私を見つめてた。


そう・・・悪いのは私だ。

高槻さんじゃない。


分かってるから・・・

責めることすらできなかった。


怒って泣いて・・・


そうやって彼にぶつかっていくこと・・・できなかった。


そして、彼もそうしない私のことを分かってるみたいだった。




どうしてこんなことになっちゃたんだろう。



「ごめんね。」


それしか言えなくて
ドアを閉めて彼の部屋を後にした。


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