恋するOL!戦うOL!
一也が店に現れた。


「ごめん、待った?」

「う~んかなりね。」

「悪いね。ちゃんと埋め合わせするからさ。」

「んふ。じゃ何おごってもらおっかなあ~。」

「給料前ってことをお忘れなく・・・。」

「じゃあ、今日は豪華に!」

「おいおい・・・。」


さっきまでの揺れる自分を隠して努めて明るくいつもの自分を演じて・・・


待ち合わせのお店を後にして二人で近くのイタリアンレストランに移動。


その最中も一也は人目を引いていた。


だって・・・カッコいいもん。


ちょっと自慢。どう?私の男。って感じ?




一也は、背は高いけど高槻さんと違って線が細いタイプ。

綺麗な男って感じ?

高槻さんは、肩幅広くて・・・・って、

どうして二人を比べちゃってるんだろう。



ハンサムな彼氏を連れて周りからは羨望の眼差しで・・・


何が不満?


何が不安?


何が・・・?




考えない方が幸せだったかもしれない。



でも・・・高槻さんが現れてから・・・



気が付かない振りしていたことに目を向けようとしてる。



真実に・・・






< 68 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop