恋するOL！戦うOL！

いつもの通勤風景―――すこし変化


「おはよう。今日も込んでるね。」


高槻さんが途中の駅から乗り込んで来た。

朝は高槻さんが忙しい時以外は、地下鉄で一緒に通勤してる。

途中で乗り込んでくる高槻さんは、私が乗っているのを確認してから乗り込んで来るからきっと早めに出てるんだと思う。


いつも他の人から守るように立ってくれる。


付き合い出してからは、前みたいにちょっと離れて遠慮がちじゃなくってほとんど腕の中状態？


毎朝がドキドキ。


これは・・・恋をしてるから？


「じゃあ、また帰りに。」


ホームで高槻さんと別れると一人になった自分に淋しさ？を感じてる。





会社に着くといつもの風景―――誰にも分からないところに変化


別れたけれどやっぱり一也と顔を合わせると複雑。

気持ちの整理は付けたはずなのに・・・

何事も無かったかのように自然に振舞う一也が不思議。

そう・・・付き合っていた時からそうだったのだから何も無かったように自然になんて別に普通なのかもしれない。


それでも、私の中では前とは違う気持ちで一也を目で追ってしまう自分がいて・・・



前よりももっと苦しい・・