甘い秘密 ~sweets~
「ねぇ…彩花~…今日あんたんち泊めてくれない~?」

教室に着いて早々、私はそう彩花に言った。


「な~に?朝からそんなぐったりしちゃって。」

机に力なくもたれている私を見て彩花が言う。

「ん~…。とにかくお願い!今日泊めて!!」

私は起き上がり、彩花に向かって両手を合わせた。

今日は、まともな気分で家にいれそうもない…っていうより逃げたい…―。


別に私が悪い事してるわけでもないのに~!


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