甘い秘密 ~sweets~
「…もしかして、あの先輩達かな?」

彩花がほうきで落ち葉を集めながら言った。

…あの先輩達…

さっき、食堂で私に声をかけてきた先輩達の事を言ってるんだろう…

「私もそう思う…。」

でも、ほんとに思いあたる理由がないんだ…―。

「みく。あの先輩達と知り合いとかじゃないんでしょ?」

「うん。全然知らない。」

「どうしてみくに嫌がらせなんてするんだろう?」

「私も分かんない…。
あの先輩達に恨み買うような事なんてした覚えないし…ってか、あの先輩達と知り合いでもないし。」



…でも、その理由はすぐに知る事になるんだ…―。


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