甘い秘密 ~sweets~
事件
「みく~!!
土曜日だからっていつまで寝てるの!
いい加減起きなさ~い!!」

「ん~…」

階下から聞こえるお母さんの甲高い声で私は目を覚ました。

枕元の時計を見ると、11時半を回ったところだった。

「うわぁ…けっこう寝ちゃったな。」

そう呟きながら、耳に付けっぱなしだったイヤホンを外し、起き上がった。

イヤホンは、もちろん余計な音が耳に入ってこないように。

昨夜も音楽聞きながらベッドに入った。

おかげでぐっすり眠れたよ。

そう思いながら、携帯を開くと、メールが入っていた。

差出人は、

「谷川先輩だ!」

私は急いでメールを開いた。


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