甘い秘密 ~sweets~
「みく!
やっと起きたと思ったら、騒がしいわね~…」

リビングにいたお母さんが呆れ気味に言う。

「う゛~っ!!
1時から出かけなきゃ行けないの!!」

「だったらもっと早く起きたらいいじゃないの…」

お母さんは呑気にそう言い、お茶をすすった。

「お兄ちゃん達はぁ~?」

私は相変わらずバタバタしながらお母さんに聞いた。

「もうとっくに出かけちゃったわよ。
お買い物ですって。」

「ふ~ん…今何時?」

「もう12時になるわよ。」

「わっ!!

私も急がなくちゃ!!」


そうして慌ただしく準備を済ませ、何とか1時に間に合うように家を出る事が出来た。


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