*IRODORI*
「それで?」

「はい。だから、このままじゃまずい!!って思って。その場で『好きです』って叫んじゃったんです。」


「・・・え!?昨日、確かイタリアンって言ってなかったっけ??」

「・・・はい。だから、周りの人の目線が集中しちゃうし。たっくん何も言ってくれなくて、もう駄目だって思いながら顔上げたら。」

「上げたら??」

「たっくん、すごく笑顔で私のこと見てて・・・」

そこまで言って、結衣はその場面を思い出したのか、お絞りに顔を埋めた。

一人で照れられても・・・私解らないじゃん!!

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