【企】あんたなんて大ッキライ!!




「ここのクラスの担任の河合(カワイ)です

1年間、よろしくね」

教室に着くとすぐに先生披露


河合先生はすごくキレイな人で。

クラスの男子たちが目を輝かせている。


バカみたい。
先生なんて落とせるワケないのに。



「じゃあ今日はこれくらいにしようかな

はい、起立」


『「さよーなら」』


入学式が終わればあとは適当に連絡して終わり

あー終わった!
早く家に帰ろーっと!


「じゃ、先に帰るね、渚」

あたしは渚に手を振って教室を出た。

友だちできたし、高校は楽しそうだ。


………あ、ダメだ。

まずはあの美形の男子を見つけなきゃ。


それで言ってやらなくちゃいけない。


「あたしのファーストキスを返せー!!」

って。


危ない。

忘れるところだった。



って…


「ここどこー?!?!」


ヤバイ!

ヤバイって!!


また迷子になっちゃったよ…

この学校、ホントに広い


階段を降りれば下駄箱なはずなのに。

ここ…どこなワケ?



『あ…お前っ!』

突然、後ろから声がした。


ゆっくりと振り返ると…



「…………あぁぁぁー!!」









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