愛だけに愛
そう思った。








「愛、半年経つんだよ。もう修平君は、忘れなきゃ。これからもっといい恋があるよ。だから、ね?この高校の人たちだから」




「・・・・・・うん」




必死にあたしを、気遣ってくれて。



今まで、いろいろと修平のことで、お世話になったから




わがままはもう、





春には言わない。





「ほんと?ほんとに?やったぁぁぁ~。んじゃ、決定だからね」





「うん、わかった」




「よっしゃぁぁぁぁ!!!!!も~大好きだよっ、愛」




そう抱きついてきた、可愛い友達。




春には、お世話になったからね。




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