愛だけに愛
「好き」




腕の中で、





囁かれた。





「ぅん・・」





「愛ちゃんの彼氏になりたい。泣かせないから。守るから!・・・。絶対、絶対!!」




酔いを見せないほどの、




その心強さ。




あたし、信じるよ?リョウ君。





「あたしも、リョウ君の・・・彼女になりたいよ・・・」





「・・・愛ちゃん・・・。まじで?ほんとに?ほんとのほんと?」





「疑いすぎだよっ・・・」




「いいの?ほんとに俺で」






そんなこと、




言わないでよ。





本当に、いいんだよ。




あたし、決めたもん。





リョウ君がいい。





リョウ君じゃなきゃ嫌かもしれない。




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