愛だけに愛
抱きしめられた腕から、




離れた。





そして、




リョウ君の温かい、大きな手によって、





あたしは、リョウ君と目が合った。





目の前には、




少しの距離を置いたリョウ君の顔・・・。






リョウ君は、顔を斜めに傾けて、





近づけてきた。




















リョウ君・・・。







好き・・・。






あたしは、ゆっくり目を、




閉じた。




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