愛だけに愛
だって、さっきまで、



俺は、愛ちゃんにずっとキスし続けてた。




そのなか、うがいをしに





アキラがリビングに入ってきて。




こっちからは、




アキラってわかるけど




あっちからは



多分、分からないと思う。



つーか、



まず酔ってるからな。





「愛・・・ちゃん。ごめん・・・さっき・・・」




少し触ってしまえば、






簡単に壊れてしまいそうで。





少しふれてしまうと、





嫌われそうで。







でも、



この酔いの中で、





そんな思いは、抑えきれなかった。





「リョウ君・・・酔ってたもん。仕方・・ないよ」




愛ちゃん・・・。




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