愛だけに愛
「教室まで送るゎ~」






「ありがとっ」






隣には、







修平なんかじゃない。





リョウがいる。





あの、合コンで出会った、リョウがいる。







最初は、忘れられないって。






消せないって。





勝手に決め付けてた。






だけど、





リョウが、






忘れさせてくれた。







修平のことは、消えてない。




じゃなくて、





リョウは、






修平の、上書きをしてるみたい。





まだ、時間がいるかもしれないけど、





そのうち、リョウでいっぱいになる。







修平のことなんて





考えてられなくなる。





初めて出会って





キスされて。






そのキスにあたしは、




優しさを





感じて。





リョウなら、修平のことを・・。





と、真剣に思った。





< 40 / 52 >

この作品をシェア

pagetop