愛だけに愛
「なぁんてなっ」





無理して笑顔作ってあたしの頭を、






クシャってした。






そのあとに、





優しくなでてくれた。





「リョウ・・・。好きだよ」





「おぅ!」





一瞬の出来事だったみたいに、





さっきのリョウの表情は、




普通に戻った。






でも、




リョウ、




無理して笑顔作ってた。






そうだよね。




会えないとか、辛いことだよね・・・。





そっか。




もう、リョウは高3なんだ。





高校3年生なんだ。



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