いつも笑わせてくれる貴族


ガチャッ




誰かが部屋のドアを開けてきた思て、そこん見た。


オトンかと思った。

だが見た瞬間、目を疑った。





「よっ!」


満面な笑顔で来た、茶髪の人。

そして私の大好きな人の……………石田さんやった。


すんごいビックリした。



「な、な、」
もう声がほとんど出ない。


「こないだ言ったやんけ!ゆかりちゃん家行くって」

まさか本当に来るなんて思ってなかった。

石田さんは、ベッドで座ってる私の横に座った。


「大学でよう会わないからなぁ」

石田さんは、私の頭を優しく撫でた。



……死んでもええで。


「あっ、俺達が出てる番組やん!なんか……照れくさいなぁ…さっきっから見てくれてんの?」



「はい…」

私は俯いた。
恥ずかしいもん。


「ありがとうなぁ」

石田さん、ほんまに嬉しそう。

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