いつも笑わせてくれる貴族
「あーっっ!!来よはったーっ!!」
一人の女子が窓見て言う。
そしたら一気に、人が集まる。
「ほなゆかりも見に行こ!!」
私は恵美に手掴まれて窓へ行く。
どんな人がむっちゃ気になるわ。
イケメンは有り得へんな。
芸人やからな。
どんな顔してはるんやろ…。
「見えん………」
背伸びをして見れば、二人の男。
「よっしゃ!!ゆかり、下行こ」
また振り回され恵美に連れて行かれる。
「ちょっとー恵美とゆかりーどこ行くねん」
後ろには、友達の真帆がいる。
「ちょっと下行くー」
そう言って恵美は全力疾走。
「早すぎやー!!」
「会うなら早いほうがええねん。ゆかりも見たいんやろ?」
「別にそんな事言ってへんわーっ」
恵美は何か勘違いしている。
私は別に会いたい思ってない。
ただ恵美が会いたいんちゃう?
「恵美、もうチャイム鳴……」
ドカッ―!!!!!!!
「あいたーっ!!」
恵美と派手に転ける。
恵美は誰とぶつかったん?
「大丈夫?」