アイコトバ
第一章
出会い
小さい頃、大きくなれば辛い事から逃げれると思ってた。全てが自由なんだと。
だけど違ったんだ。大人に近づくたび、自由って物がなくなっていく気がした。
大人に近づくたび、夢なんて見れなくなっていった。
目の前にあるのは“現実”という名のレール。私はこのレールに従って歩んで行かなくてはいけない。
嫌だ、大人になりたくない。
このままでいたい。そう思った。
だけど、このままでは逃れなれない物もある。
だから、探した。
誰でもいいから助けてほしかった。