アイコトバ

「誰かにすがりたかった。でも、やっぱり怖くなって…」

一瞬の気の迷い。
そして、危険な目に遭ってしまった。

流星が助けてくれなかったら…私、今頃。

彼は黙って私の話を聞いた。

[家族のこと]

お父さんが借金をして、返済に困り果て蒸発した。

お母さんは、残された借金を返す為夜も働きめったに帰ってこない。
帰ってきたと思うと、精神的にも病んでるせいか酒に溺れる。

当然、近所の噂は最悪なものばかり。あることないことが嫌と言うほど、耳に入る。


[学校でのこと]

友達と喧嘩した。仲良かったのに、最近喋ってない。それどころかシカト。

原因は、友達の好きな男の子が私を好きだという噂が流れた。ただ、それだけ。
所詮、女子の友情ってこんなものなのかと思うと…呆れた。

先生も知らんぷり。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop