制服姫
「西原くん。」

「…何?」

「楽しいよね、今…。」

「…?」

「咲希がいて、颯大くんがいて、西原くんがいて…私がいて。西原くんは迷惑かもしれないけど、私は結構楽しいんだ。」

引け目を感じることもあるけど、だけど4人でいる時は少なくとも私は咲希のオマケじゃない。

私、が肯定される場所だった。

西原くんはじっと私を見た。私もつられて西原くんを見つめる。

「…そうだな。楽しいかもな。」

「西原くんもそう思う?良かった…」

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