制服姫
楽しく談笑していたら、「あの…。」と控え目に恵美が声を掛けてきた。多分3人の代表で声掛けてきたんだと思う。

「ん?誰?」

「あ、あたし…咲希達の友達の恵美だけどっ!あのさ…私達も一緒していい?キャンプファイヤー…!」

勇気をふり絞って言ったんだろう。顔が真っ赤だ。

恵美は本気で颯大に憧れているんだろうか。
颯大は「あー…。」とちょっと迷惑そうに呻き、突然白々しく隣りの西原くんの肩を掴んだ。

「忘れてた!俺達、野郎の友達と盛り上がる約束してたよな!」

「…は…?何い…」

「だよな!純也!」

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