制服姫
咲希が部屋に帰ると恵美は泣いていたし、梨花と美保は冷たい視線を咲希に向けていた。

「あの…恵美…。」

「…ねえ、咲希…。」

恵美はゆっくりと咲希に視線をやった。

その目はさすがの咲希もゾッとする程冷たいものだったらしい。

「咲希は…颯大くんのこと好きなの?」

「え?そりゃ友達だから。」

「私…颯大くんのこと好きなの。友達としてじゃないよ。恋してんの。」

「…そっか…。」

途端、きっと恵美は咲希を睨み付けて、咲希に詰め寄った。

< 178 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop