制服姫
男はつまらなそうにそう言うと、私に背を向けた。

「待って下さい!…あなた…何ですか?いきなり話しかけて…」

男は振り向くと、ふっと笑った。

「ジサツボウシ活動。」

「…はっ?」

「俺、良いヤツだから。」

男はそう言うと今度こそ私に背を向け去って行く。

「だから…死にません!」

男は振り返ること無く校舎に入って行った。
「何あの人…。」

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