制服姫
「じゃあ終わったら屋上な。」

「あの、でもトウマさんはいいんですか?なんか待たせちゃうみたいで。」

「俺はいつもそんくらいまでなら余裕で学校いるから。」

トウマさんはそれだけ言うと、校舎に戻って行った。

押し花の入った袋を握り締め、トウマさんが去った後の名桜の屋上を見つめていた。

会えるなんて…。
今も信じられない。

なんだかとっても緊張するのはなぜだろう…。

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