制服姫
「…お前…あの中学生だったんだ。」

「え?」

「こっからそこの中学の屋上見えるんだよ。河北ほど近くないけど、確かに見える。そこによく女子が一人で立ってた。…今のお前みたいに。」

「じゃあそれ多分私だ…。私、そこの中学出たんです。」

「だから最近見ないのか…。」

「…あの…あなたはどうして屋上に…?それに何で話しかけてきたんですか?」

「…俺も日常に疲れたからかな…」

「あなたも…?」

「まあな。…あ、そろそろ行かねえと。」

「あ…そ、そうですか…。」

「じゃあな。」

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